愛とは一体、何であろうか?
古代から現代まで、そしておそらく続いていく未来においても人はそう問い続けていくのだろう。
愛はすべて(love is all)なのか、愛は盲目(love is blind)なのか、愛は現金(love is cash)なのか、はたまた愛は死んだ(love is dead)のか、愛は終わった(love is over)だけなのか 。
さまざまな主張や警句が愛について何かを言っている中で、ヴァーヴのヴォーカルであるリチャード・アシュクロフトは久しぶりに出したシングルでこういった。
愛はノイズ(love is noise)で、愛は痛み(love is pain)で、愛は俺が再び口ずさみ始めたブルース(Love is these blues that I’m singing again)だ。
いかにもリチャードらしいmadな感じがたまらない。
そして伝説のアンセム、 Bittersweet–Symphonyを作り出したバンドにふさわしい復帰曲といえる。なにしろあの元oasisのノエル・ギャラガー(兄)がverveのシングルの中で一番の名曲だと断言していたくらいだから。
もしあなたが愛についてなにかを語りたいなら語る前の最後にこの曲を聴いて欲しい。
そしてこの曲を聴いてもまだ何か愛について語れるとするならば、それは愛について語る価値のある何かになっていると思う。
きっと。